日本吟醸酒協会主催の吟醸酒を味わう会2011年10月14日 12時01分20秒

おいらにとって、9月と10月は秋の試飲会のシーズンです。

2011年10月3日(月)
今日は大阪天満橋のOMMの2階で夕方6時から
日本吟醸酒協会主催の吟醸酒を味わう会が行われました。
http://www.ginjyoshu.jp/index.php

会場の壁際にそって時計回りに進むと
地域別に蔵元さんが並んでいる。今回は
入り口入って左側から東北の山形県の
蔵元さんたちが続いている。
あとで気がついたのだが、受付でもらった
出品リストの最後のページに案内図があった。
今年の東北の地震の復興の手助けにと
Tシャツの販売があり、蔵元さんたちも着用されていたが、
例年だと各蔵元さんたちはお蔵の法被を着て
ブースに立っておられます。
お蔵の法被のデザインの違うのを楽しむのも一興。

日本吟醸酒協会主催の吟醸酒を味わう会

というわけで会場でもひときわ目立つピンク色の法被。
山形県の富士酒造さん。
栄光富士 鑑評会仕込み酒 720ml 4,500円
栄光富士 古酒屋のひとりよがり 720ml 3,880円
栄光富士 純米吟醸 心鍵(しんけん) 720ml 1,680円

日本吟醸酒協会主催の吟醸酒を味わう会

おいらが酒屋になっての30年前はまだ日本酒に
級別があって特級、1級、2級とお酒がランク分けされていて
税金(酒税)も影響して価格が松竹梅のように決まっていた。
その決まった値段(いわゆるレギュレーション)の中で
品質を磨き、品質面で切磋琢磨して小さな蔵は
名に恥じないものをつくり、商品品質のベクトルは
右肩上がりで飲み手にとって好ましい競争形態になっていたと
おいらは思っている。その中で品質審査にあえて出さず、
ランクは2級のままで、中味は1ランクか、2ランク上の
商品が詰まった「無鑑査2級」があった時代。
栄光富士 古酒屋のひとりよがり純米2級もそんな
人に自慢できる無鑑査2級であったと記憶している。


日本吟醸酒協会主催の吟醸酒を味わう会
山形県の出羽桜酒造さん
 
出羽桜 全国新酒鑑評会金賞酒 720ml 参考出品  750ml 4,000円
出羽桜 純米大吟醸 一路 720ml 2,800円
出羽桜 吟醸 本生 桜花 720ml 2,800円
出羽桜 大吟醸 雪漫々 氷点下5年熟成 720ml 5,250円

http://www.asahi-net.or.jp/~wu5y-nkns/sake/sakelist/3sake01.html
http://www.asahi-net.or.jp/~wu5y-nkns/sake/sakelist/3sake03.html

このお蔵は平成年間で10度の金賞受賞蔵。
いち早く吟醸酒を市場に販売し、熱処理したお酒が全盛期の時代に
生酒も早くから販売を始め、今では出荷数の半分が生酒の蔵。

日本吟醸酒協会主催の吟醸酒を味わう会

出羽桜 大吟醸 雪漫々 氷点下5年熟成は鑑評会出品ランクのお酒を
0℃以下で5年間(熟成)寝かせてから出荷。
日本酒はというよりアルコール飲料(ワインしかり焼酎、ウィスキー)は熟成により
旨くなる(できあがった当初とは違った旨味)ことがある。

情報があふれる社会では「1年前の日本酒は飲めない」が常識になってしまっている。
おいらがそれを事実無根とすべてを打ち消すことは無いが
とにかく自分でやってみなはれ。目からうろこ、
常識という非常識にとらわれていた自分に
「これまでの人生損した」と感じることもあるかも知れん。
酒と心を熟成させてこれから先の違った人生歩んで下さい。

日本吟醸酒協会主催の吟醸酒を味わう会
日本吟醸酒協会主催の吟醸酒を味わう会
東京では2011年10月26日(水)開催です。
http://www.ginjyoshu.jp/event/11oct_tko/index.php