ボルドープリムール試飲会2011年07月11日 15時21分54秒

2011年7月6日(水)ワインインポーターの徳岡さん主催の
ボルドープリムール試飲会に行ってきました。
「ボルドープリムール」とはなんぞやという方のために
徳岡さんの資料から引用
ボルドープリムールとは
ボルドーの銘醸ワインは秋に収穫され、12ヶ月から24ヶ月で熟成し、さらに瓶で
2から4ヶ月寝かされてから出荷されます。すなわち2010年産のワインの出荷は
2012年の冬から2013年の春以降にかけて行われます。ボルドーでは古くから
シャトーの経営を安定させるために生産されたワインの一部を「熟成」前の状態で
試飲し、「成長」を読み取り「市場」に出す習慣があります。
それがボルドープリムールワインです。
表現は悪いが高級ワインの青田買い、良く言えば予約販売、もしくは先行投資と
いったところか。とはいえ、フランスのボルドーでしか行われていない
先行の味見を東京と大阪で開催して頂けるのはワインインポーターの徳岡さんの
お力のおかげで、こういう機会はおいらには至福のときです。
ワインが並べてある順番はおおまかに白ワイン、ボルドーの中のグラーブ、メドック
対岸のサンテミリオン、ポムロールの赤そして甘口の白ソーテルヌ地区。
主催者さんのこの順番どおりが理にかなっているので素直に従う。
邪悪な心で基本を無視して甘口の白ソーテルヌを一番先に口に含んでしまうと
他の赤ワインなどの味がわからなくなってしまうぞ。

ボルドープリムール試飲会

一般の方からすると、「試飲会」は「飲み会」と
同義語とお考えの方が多いと思いますが、
確かに、日中堂々とアルコールを口にする。
確かに、美味しいと飲んでしまう。
確かに、日ごろ絶対飲めないランクのお酒が飲めたり。
正しくは、香りをかぎ(きき)、口の中でころがし、
味をみて、飲み込まず、試料を口から出し、
残り香と余韻をチェック。
まともにやれば、お酒好きには「拷問」です。
僕のように、「のど越しチェック!」と掟破りする人も多いのでは・・・・

ボルドープリムール試飲会

ボルドーのジロンド河左岸沿いの生産地区の赤
ぶどう品種はカベルネソーヴィニョン主体。
サブ品種にメルロ、カベルネ・フラン、プチ・ヴェルドなど
ボルドープリムール試飲会

何と言っても今日の目玉はこれ、スーパー2級といわれる
コス・ディストゥーネル。スーパーで売ってる2級品とは違うぞ。
ボルドーのメドック地区には古くから(1855年)格付けというのがあり
およそ60の当時のトップシャトーが5つの1級から5級までに
ランク付けされているのです。スーパー2級とは
その1級に匹敵するといわれる特上品質。
安く買えるといわれるプリムール価格でもすでに
30,000円してしまいます。

ボルドープリムール試飲会

おいらが「安くてうまい」とずっと昔に評価しても価格そのままだったが
著名なワイン評論家が「お値打ち」とか言ってしまうと
価格が5倍も10倍も跳ね上がってしまうのはいかがなものか。
記憶の上書きができない管理人の脳の中では
いまだにこのワインが5000円のまま。1級シャトーも1万円のまま。
文と撮影:管理人

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