清酒展示試飲会2011年06月16日 12時29分55秒


酔心(酔心山根本店)

2011年6月14日(火)
取引先の日本酒類販売株式会社近畿圏本部大阪支社さん主催の
清酒展示試飲会(会場:ヒルトン大阪)へ出かけました。
東北関東大震災のためそちらのアイテムはブースなしの
出品だけで、主に関西圏中心の23社の蔵元(蔵人)さんが
来ておられました。
会場では少し大ぶりのワイングラスが試飲用として
用意されていました。日本酒(純米・吟醸酒)を
味見するには香りもよりわかって、雰囲気も変わるし
これでいいのではないでしょうか。
家庭でもワイングラスを試しに使ってみてください。
会場を入ると反時計回りで北は北海道から四国までの
お蔵のブースがあり、各ブースには5種類以上の
そのお蔵のお酒が並んでいます。
もちろん、超几帳面なおいらはすべてを味見させて頂きます。
ブースには通常、その蔵のエリート?営業さん、お蔵元、
もしくはラッキーだと直接お酒造りに携わる長の杜氏さんが
たって居られて、その年の造りの状況、米の状況、
蔵のお酒造りの姿勢、たまにはお酒を女性にたとえて
ちょっとだけエッチな話(これはおいらの趣味の範囲)と
真剣にお話を伺ったりもします。
本当の話、いつもは試飲会ではお酒は飲み込まず、
味見の領域を逸脱しないのですが、今日に限って?!
ここだけの話、お酒が美味しかったのでほとんど飲んでしまいました。
よって、真剣に話を聞いた話を翌日朝までには忘れ、
書いたメモは速記の方も驚くミミズ文字で解読不可能。
ついでに参考写真はブレブレ。
嫁にブレ防止つきのカメラと携帯録音機の新調をお願いせねば・・・・
でも話している内容が酔ったせいでろれつが回らず、
おこすことが不可能な場合はもうどうしようもない。

酔心(酔心山根本店)


酔心(酔心山根本店)
広島県の中では西条がお酒の醸造地として有名だが
酔心は横山大観画伯が愛飲したお酒で三原市にある。
かれこれ30年前、おいらが酒屋を始めたころ
松下鈴木(現伊藤忠食品)という酒問屋さんの
試飲会で鳳凰酔心生地という当時としては最高峰で
一番値の張る一升で一万円のお酒を味見させて頂いたときの
どっしりと重く優雅な香りのお酒に驚きと感動は今でも記憶にある。
特級酒が3000円、一級酒が2000円以下の時代であり
市販酒として吟醸酒が産声を上げた時期の
とにかく破格のお酒でした。
今回その流れを汲む「鳳凰酔心・究極の大吟醸」は
当時と同じく最高級山田錦を30%まで磨き(削り)
そのころとは違うブナ林から汲んだ軟水を使用し
醸しています。
稲穂はあたりは柔らかく、それでいて米の旨味が
程よく残る特定名称酒でこの蔵一番人気の純米吟醸酒です。

環日本海 (日本海酒造)

環日本海 (日本海酒造)
島根県浜田市にある銘醸蔵です。
全国新酒鑑評会にてここ12年で7回の金賞受賞蔵で、
これは全国でもトップクラスの成績です。
ここのお酒との出会いはなんと言っても吟醸酒協会の試飲会。
ただ残念なことに今年から日本海酒造さんは退会されます。
蔵元さんとは彼がほかの蔵へ営業の修行に行っているときに
おいらの顔を覚えて頂き、それからはかなりきわどい
お蔵側からはあまり聞かれたくない質問をぶつけても
きちっとお答えいただいた本当に良心の塊のような
方です。今後お会いできにくくなるのは少しさびしい気がします。
でもお蔵がなくなるわけでなく、これからも真摯な酒造りをして
行くことは間違いありません。

環日本海 (日本海酒造)


「斗瓶囲い」気品があって、いつも美味しいです。全体的には濃醇タイプ。
今日は特に「山廃純米原酒・雄町」この出来がおいらは気に入りました。
飲んでみて、「雄町」独特の酸が硬くなく、柔らかくなっており、
今年の造りではないことを感じましたので、そのことをお聞きしたところ
2年蔵内定温貯蔵酒ということで、蔵元さんの判断で
最初の2年はお酒が暴れていて出荷すべきでないと決断したそうです。
醸造後2年のこの雄町は今大変バランスがよく、旨味も乗ってきており、
時間による熟成が商品の完成度を上げる良い例を味見させていただきました。
裏話として、原料米が兵庫山田錦より高い雄町を使用しているとのこと。

文:撮影:管理人  

大阪・城北公園内菖蒲園にて2011年06月16日 23時48分09秒


大阪・城北公園内菖蒲園にて


2011年6月12日大阪市旭区にある城北公園の菖蒲園へ
行ってきました。当日は、前日までの天気予報では
雨、機材がぬれて傷むのを心配しながらですが
何とか午前中と昼までは写真撮影に支障ないほどの
明るめの薄曇でした。

大阪・城北公園内菖蒲園にて




大阪・城北公園内菖蒲園にて


大阪・城北公園内菖蒲園にて


大阪・城北公園内菖蒲園にて

大阪・城北公園内菖蒲園にて
2011年6月12日 R 山形県専属特派員 撮影
文:管理人