お酒好きの部屋

京都の紅葉

12月4日(日）

阪急長岡天神駅の粟生光明寺。

それにしてもここの紅葉は赤く、すばらしい。
夕方の黄金色の半逆光の斜光を浴びて紅葉が光りだした。

スッポットライトのように木々の葉を光が通り抜けていく。
短い参道のはずなのだが刻々と太陽が角度を変えながら
紅葉に包まれたこの参道の中の情景を変えていく。
門の屋根の上であったり、はたまた頭上の情景が
赤、黄、緑のすばらしいグラディエーションで
彩られる。足取りを停め、時間の経過を楽しむひと時。

今年は気候の関係でもみじの紅葉が京都ではかなり遅かった。
12月にはいってようやく色づいてくれた。
今年は、撮影が高野山から始まったので11月上旬から
日曜日ごとに例年だと3回のところ連続5回出かけた。
いわゆる、嫁にとっては春と秋の｢京都市中引き回しの刑｣。
さすがに5回目は仕事もあるし、家事もあるので
｢勘弁｣とついてはこなかった。
家のことには全く感知しない、ずるい、悪い亭主のおいらは
もし陽が沈まなければこのままずっとこの赤く燃えた紅葉を
一人で心行くまでいつまでも堪能したことだろう。
そういえば、おいらが子どものころは陽が沈もうと
お構いなしで遊びほうけておかんによく怒られていた記憶がある。
三つ子の魂百までとはよく言ったもんだ。
初志貫徹？？、今も変わらぬおいらがいる。