大阪秋の吟醸酒を味わう会 ― 2010年11月03日 12時05分36秒
2010年10月8日(金)
日本吟醸酒協会主催の
平成22年大阪秋の吟醸酒を味わう会へ行ってきました。
全国から吟醸酒協会加盟の50蔵あまりの蔵が一同にそろい
それぞれ自慢の「全国新酒鑑評会出品酒」「金賞酒」
「斗瓶(とびん)囲い」「参考出品酒」の大吟醸クラスのお酒が
2時間の間、約250種類味わえました。
さしずめ、超高級日本酒立ち飲みと考えても良いんではないでしょうか。
各ブースに立っているのは、蔵元さん、杜氏さん、蔵人さんなので
少々細かいお酒についての質問もOKです。
「おいしいなぁ!」「これはものが違うわ!」の声が
そこかしこから聞こえてきました。
前売り4000円ですが一本お土産つきですので
僕にとっては、内容を考えて、お得なお酒の会と思います。
今年は終わってしまいましたが、来年またこの時期に。
「日本吟醸酒協会」で検索してみて下さい。
李白酒造(有) 李白 (島根)
李白 大吟醸 斗瓶囲い 720ml 6,300円
李白 大吟醸 月下独酌 720ml 4,095円
李白 純米大吟醸 720ml 3,066円
李白 純米吟醸 山廃仕込 生原酒 720ml 1,575円
李白 大吟醸 月下独酌 720ml 4,095円
李白 純米大吟醸 720ml 3,066円
李白 純米吟醸 山廃仕込 生原酒 720ml 1,575円
僕の大好きな日本酒にとって、不安材料は
原料のお米だけのとどまりません。
酒小売店の免許制が登録制に変わり、その上
価格破壊に端を発した今回の20年にも及ぶ構造不況。
役割分担がはっきりしていた日本の流通の構造破壊は
今となっては、一時的にはものが安く買えた錯覚を
一般消費者に産み付けたけれど、「いいものを安く買う」ではなく
結果的に「安いものを買わされる」と結果だけが残ったと僕は思います。
20年前まではみんなでわけ隔てなくビールを飲んでいたのに
いまや、原料のの麦芽使用率25%以下、もしくは0%を
ビール系飲料という触れ込みで、そして「ビールと間違う」などと
言う宣伝がまかり通るイメージ戦略で飲まされている。
未曾有うの不況だからという理由までつけられて。
20年前まで定価がはっきりしていたとき、製造元、問屋、小売では
よそより良いものを造ろう、良いものを扱おう、良いものを売ろう
という良い方向へのベクトルがこの島国ではありました。
それぞれの販売価格が同じなので付加価値までもが良い方向へ向き
一般消費者にとってのより良い競争原理が流通段階では
働いていたように思えます。これは決して懐古主義などではなく
過ぎたるはなお及ばざる如しといいます。
きっと近い将来、80年代までの日本型流通構造が素晴らしかったと
見直されることでしょう。
そのときは、僕の思い描くような、人に優しい
製造、問屋、小売という流通形態がなくなっているでしょうけど・・・
最近、経営合理化のためと称して(生き残りの為仕方が無いのですが)
商品配送に「最低ロット」といって同一容量を例えば12本そろえなければならない
状況になっています。1本注文が入れば、あと11本の注文をまとめる必要がある。
そんなことを続けると、在庫過多になり、不良在庫になり、
小売業の経営は立ち行かなくなるので経営合理化のために商品扱いを止める。
そして消費者には商品が届かなくなる。こんな世の中どうにかして避けたいなぁ。
日本海酒造㈱ 環日本海 (島根県)
環日本海 大吟醸 斗瓶囲い 720ml 4,200円
環日本海 大吟醸 斗瓶囲い 生
杜氏のちえぶくろ 720ml 4,200円
環日本海 純米大吟醸 水澄みの里 720ml 3,570円
環日本海 純米吟醸 まどろみ 720ml 1,575円
環日本海 大吟醸 斗瓶囲い 生
杜氏のちえぶくろ 720ml 4,200円
環日本海 純米大吟醸 水澄みの里 720ml 3,570円
環日本海 純米吟醸 まどろみ 720ml 1,575円
このお蔵の蔵元さんとの出会いは、ご自身のお酒を
紹介されたときではなく、ほかの酒蔵で研修、
修行されているときでした。そんなこと露ほども知らず
3年前、吟醸酒協会のブースで「斗瓶取りください」と僕が顔を上げたら
どこかで見かけたお顔。「転職したんですか?ヘッドハンティング?」
と結果的にあとで赤面もんの失言をしてしまったことに
その時は気づかなかった。微笑みながら出された名刺に
「蔵元」の肩書きが・・・・。「奥に媚びるよりかまどに媚よ」でしたね。
紹介されたときではなく、ほかの酒蔵で研修、
修行されているときでした。そんなこと露ほども知らず
3年前、吟醸酒協会のブースで「斗瓶取りください」と僕が顔を上げたら
どこかで見かけたお顔。「転職したんですか?ヘッドハンティング?」
と結果的にあとで赤面もんの失言をしてしまったことに
その時は気づかなかった。微笑みながら出された名刺に
「蔵元」の肩書きが・・・・。「奥に媚びるよりかまどに媚よ」でしたね。
日本海酒造㈱さんは平成に10回全国新酒鑑評会で金賞受賞している
「人と人との心をつなぐ酒」がモットーの実力蔵です。
こんなすばらしいお酒がこれからもずっと飲み手のお手元に届くよう
流通システムが未来にも残るように願っています。
大阪秋の吟醸酒を味わう会 ― 2010年11月11日 19時01分27秒
2010年10月8日(金)
日本吟醸酒協会主催の
平成22年大阪秋の吟醸酒を味わう会へ行ってきました。
全国から吟醸酒協会加盟の50蔵あまりの蔵が一同にそろい
それぞれ自慢の「全国新酒鑑評会出品酒」「金賞酒」
「斗瓶(とびん)囲い」「参考出品酒」の大吟醸クラスのお酒が
2時間の間、約250種類味わえました。
さしずめ、超高級日本酒立ち飲みと考えても良いんではないでしょうか。
各ブースに立っているのは、蔵元さん、杜氏さん、蔵人さんなので
少々細かいお酒についての質問もOKです。
「おいしいなぁ!」「これはものが違うわ!」の声が
そこかしこから聞こえてきました。
前売り4000円ですが一本お土産つきですので
僕にとっては、内容を考えて、お得なお酒の会と思います。
今年は終わってしまいましたが、来年またこの時期に。
「日本吟醸酒協会」で検索してみて下さい。
日本吟醸酒協会主催の
平成22年大阪秋の吟醸酒を味わう会へ行ってきました。
全国から吟醸酒協会加盟の50蔵あまりの蔵が一同にそろい
それぞれ自慢の「全国新酒鑑評会出品酒」「金賞酒」
「斗瓶(とびん)囲い」「参考出品酒」の大吟醸クラスのお酒が
2時間の間、約250種類味わえました。
さしずめ、超高級日本酒立ち飲みと考えても良いんではないでしょうか。
各ブースに立っているのは、蔵元さん、杜氏さん、蔵人さんなので
少々細かいお酒についての質問もOKです。
「おいしいなぁ!」「これはものが違うわ!」の声が
そこかしこから聞こえてきました。
前売り4000円ですが一本お土産つきですので
僕にとっては、内容を考えて、お得なお酒の会と思います。
今年は終わってしまいましたが、来年またこの時期に。
「日本吟醸酒協会」で検索してみて下さい。
天鷹酒造㈱
大吟醸斗瓶取り原酒 720ml 参考出品
石岡酒造㈱ 筑波 (茨城県)
大吟醸 筑波 紫の峰 720ml 5,250円
石岡酒造㈱ 筑波 (茨城県)
大吟醸歳寿 秘蔵十年古酒 720ml 10,500円
日本酒の古酒および熟成酒はまだ一般には
縁遠い存在なのかもしれません。
もちろん僕にとってもまだ未知の世界です。
熟成の環境、温度によって10年経った熟成酒の味わいは
一定ではありませんし、一般的には燗がおいしいと
言われていますが、提供されたときの状態によっては
千差万別、一定ではありませんので判断を下しにくい
領域の日本酒の一形態だと思います。
ウィスキーと同様に換算すれば10年物が
1万円といわれても納得?。ワインを考えても
良好な熟成によって良品のものの年代物は価格が上る。
1万円といわれても納得?。ワインを考えても
良好な熟成によって良品のものの年代物は価格が上る。
でも何故か、日本酒を販売していてお客様から頂戴する
ストレートなお声は「新しい日付!!」
ストレートなお声は「新しい日付!!」
造り手も悩んでいます。冷暖房完備の大量生産の蔵、
四季醸造を行っている蔵と厳寒期にだけお酒を仕込む
蔵とでは「日付」に関して考え方が違うようです。
四季醸造を行っている蔵と厳寒期にだけお酒を仕込む
蔵とでは「日付」に関して考え方が違うようです。
ワインのような統一ビンテージにもできず、
瓶詰め日付ですと熟成酒としての存在感が
少しあやふや。
瓶詰め日付ですと熟成酒としての存在感が
少しあやふや。
新酒についても秋のお米の刈り入れが終り
、その新米で仕込んでも早いものは年末前、
大吟醸などは年をまたいで年始以降に出来上がり
それだけでも2ビンテージもどきが存在してしまいます。
「新しい日付!!」の一人歩き。
、その新米で仕込んでも早いものは年末前、
大吟醸などは年をまたいで年始以降に出来上がり
それだけでも2ビンテージもどきが存在してしまいます。
「新しい日付!!」の一人歩き。
華やかなタイプの多い吟醸酒協会の試飲会ですが
その中で熟成の味わいを追求している楽しみな
お蔵もあります。
島崎酒造㈱ 東力士 (栃木県)
東力士 大吟醸 雫 720ml 5,250円
東力士 特撰純米大吟醸 720ml 4,200円
熟露枯(うろこ)大吟醸 300ml
ビンテージボトル1970年から2009年
1990年 300ml 7,400円
2009年 300ml 1,500円 など
その中で熟成の味わいを追求している楽しみな
お蔵もあります。
島崎酒造㈱ 東力士 (栃木県)
東力士 大吟醸 雫 720ml 5,250円
東力士 特撰純米大吟醸 720ml 4,200円
熟露枯(うろこ)大吟醸 300ml
ビンテージボトル1970年から2009年
1990年 300ml 7,400円
2009年 300ml 1,500円 など
このお蔵の熟露枯(うろこ)はとてもユニークな熟成酒で
平成10年までは蔵敷地内の地下貯蔵庫(年平均15℃)
平成11年からは蔵元保有の洞窟貯蔵庫(年平均10℃)で
全国新酒鑑評会出品酒クラス(蔵内最高品質酒)を
貯蔵熟成しています。
平成10年までは蔵敷地内の地下貯蔵庫(年平均15℃)
平成11年からは蔵元保有の洞窟貯蔵庫(年平均10℃)で
全国新酒鑑評会出品酒クラス(蔵内最高品質酒)を
貯蔵熟成しています。
青木酒造㈱ 御慶事 (茨城県)
御慶事 大吟醸 袋吊り斗瓶取り 720ml 5,250円
森嶋酒造 大観 (茨城県)
大観 南部杜氏鑑評会第九席受賞酒 720ml 5,250円
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